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日本に生息するシロアリは、23種いると言われています。
そのうち、家屋害虫となる主な3種類(ヤマトシロアリ、イエシロアリ、アメリカカンザイシロアリ)について、生態をわかりやすくまとめました。
乾燥に弱く、水を運ぶ能力がないため、常に湿った木材中で生活し、 蟻道を加工して地中やコンクリートの表面などを移動する。 特別に加工した固定巣はなく、加害部の一部に生殖虫がおり、 乾燥や高湿で条件が悪くなると生殖虫も含めて移動する。
建築物に侵入すると、土台・柱・筋交い・床束・大引・根太・床板など建物下部分で多少なりとも湿った部分を加害。特に、水を使用する風呂場・台所・便所・洗面所などが被害を受けやすい。 雨漏りや給排水管の漏水、結露などの給水源がある場合には、 壁の内部や軸組材から小屋組材まで加害する場合がある。
世界のシロアリの中でも最も加害の激しい種で、建造物や生立木に大害を与える。 建築物や切り株、樹幹などの地下部や地上部に特別に加工した塊状の巣を作り、そこから蟻道を延ばして周辺の建築物や木材を加害する。
水取り蟻道を通して水を運ぶ能力があるため、小屋組のような乾燥した場所でも湿らせながら加害でき、加害範囲は建物全体に及ぶ。古材よりも新材を好んで加害する。最近では、鉄筋コンクリート建物の地上部分でも被害が増えている。温暖化の影響もあり、活動範囲は海岸線から徐々に北上している。
アメリカのワシントン州からメキシコのカリフォルニア半島にかけての太平洋沿岸地域を原産とする乾材害虫。日本へは家具や荷造材などとともに持ち込まれ、屋内の乾材を加害し、家を建て直すほどの被害を与えることがある。
現状、新築時の予防方法は確立されていない。海外では家屋全体をテントで被い燻蒸処理による駆除を行うが、使用するガスは毒性が高く危険が伴うため、住宅密集地では不可能なケースも多い。その際は被害箇所を特定し部分処理を行うが、この方法では全体的な駆除は見込めない。
シロアリ被害に遭うと家屋がどのようになってしまうかご存知ですか?
こちらでは弊社が過去の検査時に発見した被害の事例と、専門家でなくでも簡単にわかる被害の兆候をご紹介します。