こんにちは 牧田です。 今の時期はシロアリがハネアリとなって飛び立つ時期です。
●ハネアリをやった時にやってはいけないことがあります。
シロアリは集団で生活をしている昆虫です。やり方によっては、シロアリ被害を助長したり、進行がおさまったと勘違いしてしまうこともあり後々大変になってしまうこともあります。
●やってはいけないこととは?
①市販の殺虫スプレーを使う 。
市販の殺虫スプレーってシロアリ用って書いてあるよね? と思うかもしれませんが、市販のスプレーはほとんどが「ピレスロイド系」の有効成分を含みます。ピレスロイド系殺虫剤は即効性が高いため、殺虫剤がかかったハネアリはあっという間に殺虫出来てしまいますが、それは見えている虫だけです。集団本体にはほとんど影響はなく、ハネアリがおさまったからもういいや、と勘違いしやすいです。
②蟻道をくずす 蟻害部をほじる
プロが使用するシロアリ駆除剤は伝播効果が高い薬剤、つまりシロアリからシロアリに伝染病のように伝わっていく薬剤です。シロアリがいるところを刺激して蟻害部をぐしゃぐしゃにしてしまうといざ駆除をしようとした場合、困難になってしまうこともあります。
③後回しにする
ハネアリがでてくるのは1年に1度だけです。それでおさまってしまったからシロアリはいなくなったわけではありません。目に見えない、床下や壁の中などで今も木材を食べ続けている可能性は非常に高いです。
というわけで、まずやるべきことはプロに見てもらうことです。 ハネアリかどうかわからなくてもまずは相談することをおすすめします。
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